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SuperwhisperとWispr Flowを比較:オフライン、料金、使い方の違い

SuperwhisperとWispr Flowを、オフライン処理、プライバシー、料金、対応端末、言語、編集機能、ファイル文字起こしで比較します。

執筆 tsuvic公開 読了約4分

SuperwhisperとWispr Flowは、どちらもMacなどで話した内容をテキストにする音声入力アプリです。ただし、最初に見るべき違いは精度の宣伝文句ではなく処理方式です。Superwhisperはローカル音声モデルを使えばオフラインで処理できます。Wispr Flowはクラウド型で、利用にはインターネット接続が必要です。音声を端末外へ出せないならSuperwhisper、FlowのCommand Modeやスニペット、辞書を含むクラウド中心の編集体験を重視するならWispr Flowが候補になります。

以下は2026年8月10日に両社の公式製品ページ、料金ページ、ドキュメントを確認した内容です。機能や料金は変わるため、購入時にはチェックアウト画面も確認してください。

比較軸 Superwhisper Wispr Flow
対応端末 macOS、Windows、iOS macOS、Windows、iPhone、Android
オフライン音声入力 ローカル音声モデルで可能 不可。クラウド処理
言語 100以上 100以上
無料利用 15分のPro体験後もFreeを利用可能 BasicはMac/Windowsで週2,000語、iPhoneで週1,000語。Androidは現在期間限定の扱い
個人向け有料 Pro 月額$8.49、年額$84.99、Lifetime $249.99 Pro 月額$15、年払いは月額換算$12
編集・カスタマイズ カスタムAIモード、プロンプト、語彙、BYOK Command Mode、スニペット、個人・共有辞書
ファイル文字起こし 対応 Flowの中心用途ではない

オフラインが必須ならSuperwhisperが明確

Superwhisperの大きな差はローカル処理です。Proではローカル音声モデルを利用でき、そのモデルを選べばインターネットがない環境でも音声入力できます。ネットワークが不安定な場所でも有効ですが、より重要なのは音声を端末内に留められることです。

ただしMacによって体験は同じではありません。SuperwhisperはIntel Macではクラウドモデルが適しており、オフラインモデルはApple Siliconでより良く動くと案内しています。ローカル処理が購入理由なら、自分のMacで無料枠を使って実際の速度まで確認する方が安全です。

Wispr Flowには同じオフライン経路がありません。音声を外部サービスへ送れないという要件がある場合、クラウドサービスの設定比較を続けるより、Superwhisperのようなローカルモデルを選べる製品へ絞る方が判断しやすくなります。

音声で既存テキストを編集するならWispr Flowを確認する

Wispr Flowは単なる文字起こしだけでなく、入力後の編集に特徴があります。Basicにはカスタム辞書とスニペットがあり、ProではCommand Modeと無制限の単語入力が利用できます。Command Modeは、すでにある文章に対して音声で編集指示を出す使い方です。

定型文を何度も入力するならスニペット、固有名詞を安定させたいなら辞書、キーボード操作を減らして文章そのものを直したいならCommand Modeが判断材料になります。

Superwhisperは別の方向に強みがあります。用途ごとのモード、カスタムプロンプト、語彙、ローカル・クラウドのAIモデル、Proでの自分のAPIキー利用など、入力した音声をどのようなテキストへ変換するかを細かく設計できます。既存文の音声編集を重視するか、入力時の変換ルールを重視するかで選ぶと分かりやすいでしょう。

料金はSuperwhisperの方が選択肢が多い

Superwhisper Proは現在、月額$8.49、年額$84.99で、$249.99のLifetime買い切りもあります。15分のPro体験を使い切った後もFree機能は継続して利用できます。月額・年額・Lifetimeは支払い方法の違いで、Proの機能セット自体は同じです。返金条件やLifetimeの契約条件はSuperwhisperの料金解説で整理しています。

Wispr FlowはBasicが無料で、Mac/Windowsでは週2,000語、iPhoneでは週1,000語が現在の基本枠です。Proは月額$15、年払いなら月額換算$12です。無料体験の適用はアカウントのオンボーディング経路で異なる場合があるため、実際のPlans & Billing画面を確認する必要があります。Wispr Flowの料金解説では無料枠と年払いの条件を詳しく比較しています。

無料枠を単語数と録音時間のような異なる単位へ無理に換算する必要はありません。普段行うメール作成、AIプロンプト、長文入力を1週間試し、どの制限に先に届くかを見る方が実用的です。

対応言語より端末と用途の差が大きい

両製品とも100以上の言語を掲げているため、多くの人にとって言語数だけでは決め手になりません。端末では両方ともMac、Windows、iPhone系をカバーしますが、Wispr FlowはAndroidにも対応しています。Androidを日常的に使うなら明確な差です。

一方、Superwhisperは音声・動画ファイルの文字起こしにも対応しています。すでに録音済みの会議、ボイスメモ、動画を文字にする作業があるなら、リアルタイム音声入力だけを見る比較では不十分です。ファイル文字起こしまで一つの製品で扱いたい場合はSuperwhisperが有利になります。

プライバシーは製品名ではなく選択したモデルで判断する

Superwhisperを「完全にローカル」とだけ説明するのは正確ではありません。ローカル音声モデルを選べば端末内で処理できますが、クラウドモデルや外部APIを選べばデータはその処理経路を通ります。機密情報を扱う場合は、Superwhisperという製品名だけでなく、現在どのモデルを選んでいるかを確認する必要があります。

Wispr Flowはクラウド処理です。クラウド側のセキュリティ対策と、音声を端末外へ出さないことは別の要件です。社内規定がローカル処理を求めるなら前者だけでは代替になりません。クラウド利用が許可されている場合に、保持方針や組織向け管理機能を比較するのが適切です。

結局どちらを選ぶか

オフライン音声入力、ローカル音声モデル、音声・動画ファイルの文字起こし、カスタムAIモード、Lifetime買い切りが重要ならSuperwhisperが合います。Android、Command Mode、スニペット、辞書を使ったクラウド中心の編集フローが重要ならWispr Flowが合います。

Macだけで日本語または英語をシンプルに音声入力したく、両製品の広い機能が不要なら、より狭い選択肢もあります。TalkTalkTypeは対応Mac向けに期限のないFreeと月額$1からの有料プランがあります。現在の上限は料金ページで確認できます。ただしSuperwhisperのローカルモデルやWispr FlowのAndroid対応を置き換える製品ではありません。

Aqua Voiceも候補なら、Aqua VoiceとSuperwhisperの比較Aqua VoiceとWispr Flowの比較で、同じ処理方式と端末条件を確認できます。

選ぶ順番は、処理方式、編集方法、必要な端末、最後に料金です。オフライン必須ならSuperwhisper、Android必須ならWispr Flowと先に決まります。その制約がない場合に、実際の文章編集と音声入力を無料枠で試してから料金を比べるのが最も無駄の少ない選び方です。

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