MacWhisperには無料版とPro版があり、公式サイトから入れるMacWhisper Proは現在64ユーロの買い切りです。月額課金ではなく、公式には「lifetime updates」を含むライセンスとして案内されています。ただし、App Storeにある「Whisper Transcription」は別の課金経路で、週・月・年のサブスクリプションがあります。ここを混ぜると料金比較を間違えます。
以下は2026年8月9日にMacWhisper公式サイト、公式サポート、公式Gumroadを確認した内容です。決済時の通貨やキャンペーンは変わる可能性があるため、購入直前の表示を最終確認してください。
無料版は継続利用できるが、Mac全体の音声入力はProです
無料版は0ユーロで「Free forever」と案内されています。Macのマイク録音、一般的な音声・動画ファイルの文字起こし、100以上の言語、基本的なテキストや字幕の書き出しを試せます。単に録音ファイルを文字にしたいだけなら、まず無料版で足りるか確認できます。
一方、Proには話者認識、複数ファイルの一括処理、追加の書き出し形式、翻訳、会議録音、外部サービス連携、監視フォルダ、CLIなどが含まれます。特に音声入力目的では差が大きく、公式サポートは任意のテキスト欄へ入力するシステムワイドのDictationをPro機能としています。高品質な音声入力、文法補正、AIプロンプト、アプリ別プロンプトもPro側です。
つまり、ファイル文字起こしを試す検索と、キーボード代わりにMac全体で話して入力したい検索では、無料版の評価が変わります。
Proは64ユーロの買い切りです
公式サイトではMacWhisper Proが1ライセンス64ユーロと表示されています。公式Gumroadも「One Time Payment」「No Subscription」と説明しており、現在および将来のアップデートを含むとしています。
個人ライセンスは本人の端末向けです。公式ライセンス文書では、自分の端末での利用についてソフトリミット3台と説明されています。Macを買い替える場合は古い端末からライセンスを解除できます。複数人で使う場合は、個人ライセンスを共有するのではなく5、10、20などのボリュームライセンスを検討する形です。
買い切りなのはMacWhisper Pro本体のライセンスです。外部AIサービスを自分のAPIキーで使う機能では、OpenAIなど各サービス側の利用料が別途発生することがあります。買い切りだから外部APIまで永久無料、という意味ではありません。
学生・記者・非営利には25%割引があります
公式ストアは、学生、ジャーナリスト、非営利団体についてサポートへ連絡すると25%割引を案内しています。組織向けには複数ライセンスのパックもあり、ライセンス数が増えると1本あたりの価格が下がります。
公式Gumroadには、Pro購入後に満足できない場合、改善点を伝えたうえで7日以内なら返金を依頼できる旨も記載されています。これは公式直販の案内です。App Store版の購入はApple側の決済・返金の仕組みになるため、同じ条件だと考えない方が安全です。
期間限定の割引リンクが出ることもあります。過去の記事に書かれたキャンペーン価格ではなく、購入日の公式表示で判断してください。
App Store版は同じライセンスではありません
公式サポートでは、直販版をMacWhisper、App Store版をWhisper Transcriptionとして明確に分けています。基本機能には共通点がありますが、ライセンス方式と一部の高度な機能が異なります。
直販版のライセンスキーはApp Store版には入力できません。App Store版には週額・月額・年額のアプリ内課金があり、クラウド文字起こしやAI支援には任意のAssistantサブスクリプションもあります。自分のAPIキーを使える処理ではAssistantを契約しない選択肢もありますが、その場合はAPI提供元の料金を確認する必要があります。
Mac全体の任意の入力欄へDictationしたい場合、公式ドキュメント上は直販版MacWhisperが対象です。App Storeで見つけた価格と、公式サイトの64ユーロを同じ商品の二つの料金だと扱わないことが重要です。
どんな人ならProを買う価値があるか
システムワイド音声入力、会議録音、話者認識、一括文字起こし、CLIやWebhook連携を日常的に使うなら、Proの買い切りは判断しやすい料金体系です。毎月の更新がない点も、数年使う前提では比較軸になります。
逆に、たまにローカルで音声ファイルを文字起こしするだけなら、無料版から始める方が合理的です。目的が日本語・英語をMacで手軽に音声入力することだけなら、より機能を絞ったTalkTalkTypeの料金とも比較できます。ただしTalkTalkTypeは継続課金型で、MacWhisperのファイル文字起こし、会議録音、ローカルモデル、CLIなどを置き換える製品ではありません。
最初に直販版とApp Store版のどちらが必要かを決め、無料版で用途を確認し、必要なPro限定機能が一つでも実務にあるかを見る。その順番なら、64ユーロという数字だけで買うかどうかを決めずに済みます。